マンションを選ぶとき、どのようなタイプの間取りを選ぶべきか迷う方も多いのではないでしょうか。
数あるタイプのなかでも、「田の字」はスタンダードな間取りとして多くのマンションで見られます。
そこで今回は、田の字マンションとはどのようなものなのか、メリットや物件選びのポイントとともに確認していきましょう。
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
大国町の賃貸物件一覧へ進む
田の字マンションとはどのような間取り?
マンションの間取りは大まかにわけて、以下の3種類のレイアウトがあります。
田の字型
田の字型は、漢字の「田」のように上下左右にわかれているタイプの間取りを意味します。
たとえば、玄関から廊下がまっすぐ伸びており、左右に居室が配置されているような間取りのことです。
廊下の突きあたりはリビングで、リビングの隣にもう1部屋あるような3LDKのマンションに多く見られます。
センターイン型
センターイン型は、玄関が中央に配置され部屋が左右にわかれるタイプの間取りを意味します。
たとえば片側にLDK、もう片側に居室といった配置が一般的です。
バルコニーが2か所に設けられることも多く、角部屋でなくても日当たりや通風を確保しやすいです。
廊下が短いのが特徴で、その分だけ田の字型よりも居室面積を広く確保できます。
家族で過ごすリビングと、寝室や子ども部屋などのパーソナルスペースを分離しやすいため、プライバシーを重視したい方に向いている間取りです。
ワイドスパン型
ワイドスパン型は、バルコニー側の間口を広く取っているタイプの間取りを意味します。
廊下がないかあったとしても短く、各部屋はリビングを経由する配置が多く見られます。
そしてバルコニーは田の字型よりも広く、日当たりや通風を確保しやすいのも特徴的です。
リビングが中心にくる間取りなので、家族とのコミュニケーションを重視したい方に向いています。
田の字型は物件数が豊富
センターイン型とワイドスパン型のマンションは、田の字型と比較して物件数は少ない傾向にあります。
そもそも流通量自体が少ないため、物件価格も割高になるのが気を付けたい注意点です。
一方、田の字型はスタンダードな間取りなので流通量が多く、設備や立地など重視したい条件が多いファミリーでも理想の物件を見つけやすいでしょう。
▼この記事も読まれています
6帖の広さどれくらい?【一人暮らし・6帖・1Kに快適に住む】
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
大国町の賃貸物件一覧へ進む
田の字マンションのメリット・デメリット
条件に合う物件を見つけやすい田の字マンションには、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
それぞれの内容やポイントを見ていきましょう。
田の字マンションのメリット
田の字マンションには、次のようなメリットがあります。
価格が低く物件数が多い
田の字マンションは設計が画一的なので、その分だけ建築コストを抑えられるのが特徴です。
そして一般的な間取りであることは、供給される物件数も多いことを意味します。
そのため、少しでも購入費用を抑えたい方、立地条件などにこだわりのある方でも、田の字マンションなら物件を見つけやすいのがメリットです。
家族のプライバシーを保ちやすい
各居室は廊下により隔てられ、それぞれが独立しています。
家族で過ごすリビングを通らず、各居室にアクセスできる配置なので、家族のプライバシーを保てるのが魅力です。
採光・通風を確保しやすい
田の字マンションは、玄関とバルコニーが外部に面しています。
そのため、角部屋でなくても採光・通風を確保しやすいのがメリットです。
玄関側の居室も共用廊下に面する窓を有していることが多く、窓を開放すれば換気もしやすい特徴があります。
水回りをメンテナンスしやすい
キッチンやトイレ、バスルームなどの水回りは中央に集約されていることが多いです。
そのため水回りをメンテナンスしやすく、維持管理のコストを抑えられるメリットがあります。
田の字マンションのデメリット
田の字マンションには、次のようなデメリットがあります。
居室の面積が狭くなる
田の字マンションは、各居室をつなぐ廊下が長くなるのが特徴です。
その分、居室に充てられる面積は小さくなってしまうのが、気を付けたいデメリットです。
さらに間取りによっては、LDKの一部が実質的な廊下として使用されることがあります。
すると、表記されている面積よりも狭く感じられたり、床の有効面積が小さくなってしまったりするでしょう。
共用廊下側のプライバシー性が低い
共用廊下に面している居室は、ほかの住民が通るためプライバシー性が低くなってしまいます。
エレベーターや階段ホールが近いと便利な反面、通行人の足音が気になるかもしれません。
また、エレベーターや階段が日当たりや風通しを遮ることもあるので、居室に対してどう配置されているのかには注意が必要です。
プライバシー性が心配な場合には、エレベーターや階段から離れた物件や、玄関ポーチのある物件を選ぶと良いでしょう。
家族間のコミュニケーションが薄れるリスクがある
田の字マンションは各居室が独立しているため、それぞれが個室で過ごす時間が多いと家族間のコミュニケーションが薄れやすいデメリットがあります。
子ども部屋はリビングに隣接した場所に配置するなど、コミュニケーションを取るための工夫が必要です。
▼この記事も読まれています
8帖ってどれくらいの広さ?一人暮らしの家具配置イメージ
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
大国町の賃貸物件一覧へ進む
田の字マンションを選ぶときのポイント
スタンダードな間取りである田の字マンションも、物件選びにあたり注目したいポイントがあります。
住みやすいお部屋を探すためにも、以下のポイントをチェックしてみてください。
採光と通風の良さで選ぶ
日当たりや風通しの良さは、住み心地に大きな影響を与えます。
日当たりを重視するなら、南向きや遮るものが少ない高層階の部屋がおすすめです。
また、ライフスタイルを考慮して選ぶのも良いでしょう。
たとえば朝型なら早朝から日が差す東向き、午後から活動する夜型なら夕方でも明るい西向きもおすすめです。
そして、気密性が高く結露やカビが発生しやすいマンションは、通風を確保できるかどうかも選ぶときのポイントです。
まず、3方向に開口部がある角部屋は、一戸建てのような風通しを期待できるでしょう。
中部屋でも、南北など2方向に窓があれば通風を確保できます。
田の字マンションでは、南のバルコニー側に掃き出し窓、北の共用廊下側に腰高窓が配置されているパターンが多いのではないでしょうか。
このとき、共用廊下が中廊下になっていると風通しはあまり期待できないためご注意ください。
天井の高さや間仕切りの配置を確認する
梁や下がり天井など天井高が異なる箇所があると、家具の配置に影響を与えます。
平面図において天井高は、CH(Ceiling Hight:床から天井までの高さ)と表記されています。
たとえば、CH2,400mmの部屋の一角に梁や下がり天井(CH1,900mm)があると、点線などで平面図上に記されているのが一般的です。
しかし、平面図だけではイメージを掴みにくいため、実際に部屋を見学しながらこれらのポイントを確認すると良いでしょう。
そして家具の配置にあわせて、生活動線もチェックしてください。
通り道になるところには家具を配置できないので、天井高と合わせて確認するのがポイントです。
可動式の間仕切りがあると便利
一般的な田の字マンションは、3LDKの間取りが多いです。
しかし、可動式の間仕切りがあればライフスタイルの変化に応じて間取りも柔軟に変えられます。
たとえば、リビングに接する居室が壁ではなく、ウォールドアのような間仕切りになっていれば、2LDKとしても活用できます。
リビングを広く使えるので、子どもが小さいうちは目が届きやすい場所に、子どもが過ごすスペースを確保できるでしょう。
そして成長に伴いウォールドアを閉めきれば、居室部分を独立した子ども部屋としても利用できます。
▼この記事も読まれています
悪徳不動産業者に気を付けて、大阪でぼったくられない、騙されない不動産屋選び
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
大国町の賃貸物件一覧へ進む
まとめ
スタンダードな間取りである田の字マンションも、物件の選び方次第で住み心地は大きく変化します。
ほかの間取りと比較して狭く感じる可能性がある一方、プライバシーを重視したい方におすすめです。
可動式の間仕切りのように間取りを柔軟に変更できる物件もあるため、家族構成やライフスタイルに応じて選ぶと良いでしょう。
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
大国町の賃貸物件一覧へ進む
大国住まい スタッフブログ編集部
なんば・大国町で賃貸物件を探すなら大国住まいにおまかせください!一人暮らしの方からファミリーの皆様まで、様々な方のお部屋探しをサポートいたします。様々なご希望に合ったお部屋探しのため、賃貸物件情報を主に周辺環境などの記事をご提供します。