お部屋を借りる際、保証人が必要な場合がまだまだ多いです。
しかし身内がいない、保証人は頼みにくいなど様々な理由で保証人がたてられないお客様も増えてきています。
今回は
【保証人とは】
【保証人なしで部屋が借りることができるか】をご説明したいと思います。
部屋を借りる為に保証人必要な理由
部屋を借りた後に発生する問題の多くがこの2点
借主の
家賃滞納、退去時の
原状回復費未納です。
一部の未納者がいらっしゃる為、その他のちゃんとお支払いされる方にも、万が一の場合に備えて代わりに支払ってくれる方を用意して頂かないと大家さんが安心してお部屋を貸せないからです。
・保証人(契約者の債務をやむをえず支払う人)
・連帯保証人(契約者と同等の責任を負う人)
簡単にいうと保証人より連帯保証人の方が責任が重いです。
保証人と連帯保証人の違い
連帯保証人には以下の権利がありません。
1、催告の抗弁権
貸主に支払いを請求されても、それを拒否して先に借主本人に請求してくださいと主張する権利
2、検索の抗弁権
貸主に支払いを請求されても、借主本人に財産がある場合に、まずその財産から先に差し押さえるように頼めます。
3、分別の利益
保証人が複数いる場合は、その割合に応じた金額を支払えば済みます。
保証人はこれらの権利を主張することが出来るのに対して、連帯保証人は借主本人に財産があろうが、生存しており居場所がわかっていても、貸主に支払いを請求されれば支払う義務があるのです。
連帯保証人の保証範囲
今までは連帯保証人の保証範囲に上限がありませんでした。
詳細は動画をご覧ください。
2020年4月の法改正により
連帯保証人の負担する金額の上限を契約書に明記することが義務付けられました。
借主が支払わない分すべてを負担するのは責任が重すぎるので、連帯保証人を守るためですね。
賃貸マンション契約時の一般的な上限相場は
賃料、管理費など月額の24ヶ月分となる場合が多いです。
仮に賃料・管理費込で6万円のお部屋で火災や水漏れにより原状回復費500万発生しても、契約書で保証範囲を上限144万円(24ヶ月相当)と決めて契約していれば、貸主が連帯保証人に請求できる金額は144万迄です。
連帯保証人は誰でもなれる?
一般的には3親等以内の所得のある方です。
※外国籍様が契約者の場合は日本国籍や、永住権お持ちのご友人にお願いして頂きます。
詳細は動画をご覧ください。
連帯保証人なしで部屋借りれる?
これだけ責任のある連帯保証人になってもらうのは難しい、連帯保証人なしでも部屋が借りれるのでしょうか?
結論:連帯保証人なしでも借りれます。
弊社がお店を構える大阪市中心部でいえば全体の5割程度の家主様は保証人なしでもお部屋を貸してくれます。
※その場合でも緊急連絡先は必須です。
理由その1:保証会社の普及
賃貸契約の条件の1つに「賃貸保証会社に加入すること」が必須となります。
保証会社の保証範囲は
・家賃滞納
・原状回復費
・短期違約金
・明け渡し訴訟費用
・荷物撤去費用
など万が一の場合も大家さんが安心してお部屋を貸せるほど手厚い保証内容の会社が多いためです。
※審査結果により保証会社が保証人を要求してくる場合もあります。
理由その2:クレジット払いの普及
保証会社の中にはエポスカード、オリコなどクレジットカード会社も多く家賃滞納そのものが減ってきています。
火災保険もクレジット払いが増えてきて、保険料支払い忘れなどが減り更新率も上がっているので火災保険未加入によるトラブルも減ってきています。
以上の理由でクレジットカードお持ちの方や、社会保険加入の正社員でお勤めの方は収入と家賃のバランスがあってさえいれば審査に通る方が多く保証人なしで契約が可能なお部屋も多いのです。
クレジットカード無し、保証会社の審査も不安な場合
では近年増加中のフリーランスの方や、定職につかれていない場合、保証会社に保証人を要求された場合などはどうだろうか?
そんな場合でも保証人なしで借りる方法はあります。
方法:独自審査の保証会社を利用する
クレジットカード系の保証会社は個人信用情報を見ますし、大手保証会社はお客様の滞納歴など共有していますので保証会社をかえても結果は同じ場合も・・
そこでおすすめなのが独自審査の保証会社です。
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まとめ
連帯保証人の責任は重いですし、無しでも契約できれば良いに決まってますね。
せっかく時間かけて見つけたお部屋が保証人必要でしたなんて時間の無駄ですので、事前に担当スタッフに「保証人なしで借りれるお部屋をお願いします。」とお伝えしてください。