お引越しをされた直後に他人の郵便物が届いてしまう場合がございます。
皆様もこのような事態に見舞われた事があるのではないでしょうか?
そのまま放置をすると郵便物が送り続けられる可能性や郵便法に触れる可能性がございますので、対応が必要となります。今回は他人の郵便物が届いたらどのように対応を行えば良いかを解説させていただきます。
なぜ他人の郵便物が届くのか
新居にご入居された際に他人宛の郵便物が届いた場合、何故このような事が起こるのか疑問に思いますよね。
主な原因として前に入居していた方が転居届を出していない事が原因になります。
引っ越しをした場合、転居届を提出するのが一般的になりますが、多忙で提出するのが遅くなる場合や、転居届の処理のタイムラグにより正確に郵便物が届かない場合もありこのような事態が発生してしまいます。
その他にも上下階や、左右の郵便物が誤って届いてしまう場合もありますが、その場合も適切な対処が必要です。
他人宛の郵便物が届いた場合の対処法
先程では他人の郵便物が届く理由をご説明致しましたが、その対処方法をご説明致します。
<郵便物に付箋を貼ってポストに投函する>
近くに郵便ポストが設置されている場合は、誤って届いた郵便物に間違って投函された旨を記載した付箋を郵便物に貼りポストに投函する事で対処ができます。
ただし、直接郵便物等に記載しないように注意が必要です。
<最寄りの郵便局に申し出る>
郵便物が複数ある場合ですと、付箋を貼るのが手間になったり場合によっては付箋を持っていない事もあるかと思います。
その場合は、最寄りの郵便局に直接郵便局に行って、郵便物が誤って届いていることを報告する方法もございます。
<相談センターに連絡をする>
郵便物に関する事で、相談したい事や分からない事などがある場合は、専用のお客様サービス相談センターで対処が可能です。
・お客様サービス相談センター
TEL:0120-2328-86 (携帯から)0570-046-666
他人の郵便物が届いた際にやってはいけないこと
他人宛の郵便物が届いた際にやってはいけないことがいくつかございますのでご紹介いたします。
<届出を出さずに放置しておく>
他人宛の郵便物が届いた場合、自分のせいではないからとそのまま放置してはいけません。誤配達に気がついて業者が訪れる場合もございますが、自分で対処する必要があります。
仮にそのまま放置をしていると「信書隠匿罪」に問われる可能性があります。
郵便法第42条(正当な理由がないのに、封をしてある信書を開けた者は、1年以下の懲役又は20万円以下の罰金に処する。権利又は義務に関する他人の文書又は電磁的記録を毀棄した者は、5年以下の懲役に処する)に、誤配達郵便物の処理という項目が設けられており、郵便物の誤配達を受けた者は、その郵便物にその旨を表示して郵便差出箱に差し入れ、又はその旨を会社に通知しなければならないと記載されているからです。
<自身で直接届ける>
誤配達された郵便物が前入居者の物ではなく、隣や上下階の住人であった場合、自身で直接届けようと考える方も居るかと思いますが、友人や、顔見知りで面識のある方であれば問題はありませんが、面識のない人であった場合、トラブルが起こり得る可能性があるからです。
自身で届けるのであれば、友人や顔見知りなど、ある程度付き合いのある場合に限って行い、それ以外の面識のない人であれば、隣人であってもなるべく郵便局などに届け出るのが無難です。
<誤って他人の郵便物を開封した場合の対処>
自宅に他人宛の郵便物が届いた場合、誤って開封してしまう事があるかと思いますが、万が一他人宛の郵便物を開封してしまった場合どう対処を行えば良いかを解説致します。
・開封した旨を伝える
自宅に郵便物が届き自身の物だと勘違いして開封した場合、きちんと郵便局に誤配送された郵便物を開封してしまった旨を伝えるのが重要です。
開封したことを伝えない、処分をしてしまうなどの行為は絶対に行ってはいけません。
自宅宛に届いた郵便物を開封するのは当然起こり得ることなので、郵便法では誤って郵便物が届いた場合、誤ってその郵便物を開いた者はこれを修繕し、かつその旨並びに氏名及び住所又は居所を表示しなければならないとなっています。
正直に申し出れば処罰されるような事はありませんので、きちんと伝えましょう。
・郵便物を補修しておく
他人宛の郵便物を誤って開封してしまった場合、郵便物を補修しなければなりません。
開封した際に封筒を破ってしまう事があるかと思いますが、このような場合には修繕が難しいので、新しい封筒に郵便物を入れ、誤って破いた封筒を持参し郵便局にて対処してもらうのがおすすめです。破れた封筒に相手の宛先や個人情報などが記載されているので必ず持参しましよう。
郵便物の補修が可能な場合はしっかりと修繕し、付箋などで郵便物を開封した旨を記載しポストに投函するか、郵便局やお客様サービス相談センターに報告を行いましょう。
まとめ
他人宛の郵便物が自身の家に届く事があるように、自身の郵便物が他人の家に届く事があります。特に引っ越しをした直後は、こうした誤配送などが起こる可能性が高くなります。なぜなら住所変更が正確に行われず、前住所に届いてしまうからです。
このような事態を防ぐためには、できる限り早く住所変更を行いましょう。
住所変更は引っ越しを行った前後14日となってるので、可能であれば引っ越しをする前に住所変更を行っておくのがおすすめです。
住所変更は役所などで行いますが、郵便局でも必ず住所変更の届け出を行いましょう。
そうすることにより旧住所宛に届く郵送物が新住所に届くようになります。
有効期限が1年間ですので、届け出を行うことにより誤配送が起こるリスクが大幅に減らすことが出来ますね。
新しい住所がわかる身分証明書を持参するだけで手続きが出来ますので、役所で行う住所変更と同じタイミングで手続きを行うのがおすすめです。
さて、今回は前入居者の郵便物が届く原因とその対処法について解説を致しましたが、皆様の疑問は解消できましたでしょうか?
こちらのブログでは引っ越しに関する様々な疑問の解説を行っておりますので是非見てみてください。
大国住まい スタッフブログ編集部
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