お部屋探しをしている方のなかには、築年数による違いがわからない、古い物件を選んでも損しないのか、といった悩みを抱えている方も多いでしょう。
一般的に、お部屋探しを始めてから検討するため、わからないことも多いかと思います。
今回はそんな方に向けて、賃貸物件における建築構造別築年数の違いやメリットについて解説します。
建築構造や築年数別の特徴について解説しているため、お部屋探しをする際のご参考にしてください。
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弊社へのお問い合わせはこちら築年数が経っている築古賃貸物件の特徴
築古物件の特徴として、経年劣化が進んでいるところです。
そして、築古物件は適切な修繕をしていないと外観が汚れていたり、内装もリフォームをしていないと利便性が悪かったりする場合があります。
そのため、築年数が経っている古い物件で手直しがされていない場合、入念に内装や外観を見て欠陥箇所はないかどうか確認してください。
ここでは、築古物件となる年数の目安、メリットについて解説します。
築古物件と呼ばれる年数の目安
明確に定義されているものではありませんが、ここでは3年以上が築古物件と定義します。
ただ、新築物件に関しては明確な定義があり「築1年未満であり、入居者がいないこと」とされています。
築古物件などはさまざまな捉え方があり、5年以上で築古物件、10年以上から築古物件と定義する場合もあります。
そのため、築古物件と判断する目安として3年以上を一つの基準に持っておきましょう。
築古物件のメリット
築古物件のメリットとしては、家賃が安く、コスパがよく、リーズナブルな物件が多い可能性があり、物件数が豊富などが挙げられます。
築古物件は新築や築浅に比べて、経年劣化が進んでいることもあり、家賃は安くなる傾向があります。
そして、リノベーションなどがおこなわれていると古い物件でも、内装や外観が非常にきれいで相対的にリーズナブルな買い物となる場合もございます。
全体的にコストパフォーマンスが良いことが、築古物件を選ぶメリットと言えるでしょう。
また、自分自身で好きなようにリフォームをしていきたい方にも築古物件はおすすめでございます。
リノベーションされてない築古物件は、その分お得に購入できるため、余剰資金で自分がリフォームしたい箇所に部分的なリフォームを行えます。
そのため、デザインに強いこだわりを持っている方も、築古物件を検討してみましょう。
新築や築浅物件と違い、築古物件は物件数が多く探しやすいというのもメリットの一つです。
近年は新築物件の建設量は減少傾向にあるため、それに伴い、築浅物件も件数自体は少なくなってきております。
しかし、築古物件に関しては現在も物件数が豊富にあり、今の築浅物件もいずれ築古物件になるため、物件が少ないという理由で困ることはないでしょう。
物件数が豊富なため、自分自身が望む条件がそろった物件にもめぐりやすいでと言えます。
築浅賃貸と呼ばれている物件の特徴
賃築浅の物件に見られる特徴として、築年数が若いため、外観や内装はきれいな状態であり、住みやすさで不自由を感じるケースは少ないことが挙げられます。
新築同様の物件である場合も多く、手厚いメンテナンスが施されています。
築浅物件の場合、劣化に関して心配を抱きすぎる必要はありませんが、前入居者の生活の仕方によってはドアの立て付けに劣化が見られる場合も考えられます。
内覧の際に、ドアの立て付けや細かい部分の傷や破損がある場合は、退去時に原状回復費用で余分に金銭を消費しないためにも、写真に収めておきましょう。
ここでは、築浅物件と呼ばれる年数の目安、メリットについて解説します。
賃築浅と呼ばれる年数の目安
新築と築古物件の間が築浅物件なため、年数の目安として「完成後1年以上3年未満の物件。 完成年数は1年未満だが、入居・使用されたことのある物件」と把握しておきましょう。
物件に一日でも誰かが入居したのであれば、新築ではなく、築浅物件となります。
新築と築浅には「入居や使用の痕跡があるのか」といった部分が呼び方の分かれ目でございます。
あとでも、ご説明しますが、新築と築浅物件で物件の質に明確な違いはございません。
築年数だけで判断せず、立地条件も考慮に入れながら判断することをおすすめします。
築浅物件のメリット
築浅物件には比較的メリットが多いです。
挙げられるメリットとして、室内外ともにきれい、設備が充実している、入居時の掃除に手間がかからない、新築物件と比較して家賃が安いなどがございます。
住宅資材は日々進化しているため、建物の外壁・内装の劣化スピードは落ちてきています。
そのため、築浅物件は外壁・内装ともに新築同様のきれいさを保持している物件が多くございます。
また、築古物件と比べてモニター付きインターホン、浴室乾燥機といった新しい設備が整えられているケースが多いです。
扉がオートロックであることも多く、一人暮らしが不安な女性でも安心して生活できます。
築浅物件はほとんどの設備がきれいに保たれているため、入居時の掃除の手間がかからないというのもメリットと言えるでしょう。
時間的にも掃除の手間が省けるのは、新築と築浅物件だけのメリットと言えます。
そして、新築物件に比べて家賃が安いというのも大きなメリットでしょう。
上記でもご紹介しましたが、新築と築浅物件の違いは一度でも入居されたのかという点であるため、建物自体に明確な差があるわけではありません。
そのため、築年数だけを判断材料とせず、積極的に内覧などをおこなっていきましょう。
賃貸物件における耐用年数とは
耐用年数には、税務上の法定耐用年数、物理的な耐用年数などの種類がございます。
法定耐用年数は主に銀行との融資に関わってくるもので、国税庁によって明確に耐用年数が定義しております。
物理的な耐用年数とは、リフォームや修繕をおこなわずにどれだけ物件を維持できるのかを数値化したものであり、法定耐用年数とは関係性がございません。
ここでは、建物の構造別における耐用年数の違いについて解説していきます。
建物の構造別における耐用年数
国税庁によって定義された建築構造別の法定耐用年数は次のとおりです。
木造であれば22年、鉄筋コンクリート造であれば47年が法定耐用年数の目安でございます。
鉄骨造は骨格材の厚みによって異なり、3mm以下であれば19年、3mm以上~4mm以下であれば27年、4mm以上であれば34年と定義しております。
主な利用先としては、木造や鉄骨であればアパートに、鉄筋コンクリート造であればマンションに利用される場合が多いです。
お部屋を探す際には、どんな建築方法で建設されているのかも確認してみるといいでしょう。
建築構造ごとの注意点
木造、鉄骨、鉄筋造によって耐用年数が異なりますが、立地状況によってどの構造が適切なのかは異なります。
たとえば、鉄骨や鉄筋造のほうが耐用年数の観点では高いですが、地盤が弱い場所に置かれている場合は地盤沈下の恐れなどがございます。
そういった場合であれば、平屋建てや二階建ての木造住宅なども検討してみましょう。
お部屋を借りた後に騒音に悩まされるケースがあるため、軽く壁を叩いてみて軽い音がするのか、低く鈍い音がするのかを把握しておきましょう。
一般的には、低く鈍い音がするほど、壁は厚く設計しております。
まとめ
今回はお部屋探しを考えている方に向けて、築年数ごとのメリットや特徴をご紹介しました。
築年数が古くても新しくても双方にいい部分がございますので、自身の事情に合ったものをお選びください。
お部屋選びに不安を感じる場合や、自分自身の選択に自信が持てない場合には、お気軽に弊社までご相談ください。
大国住まい スタッフブログ編集部
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