マンションの物件サイトや広告で、パッと目を引くワイドスパンとの言葉がありますが、これは何を意味しているか知っていますか?
ワイドスパン型マンションとは何か、特徴的な間取りのメリットとデメリットと、どのような方が向いている住まいなのかを解説します。
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ワイドスパン型マンションとは?間取りの特徴と種類
マンションを選んでいると、さまざまな種類の間取りがあると気が付きますが、図面のなかで目を引くのは広いバルコニーが特徴的なワイドスパン型ではありませんか?
ワイドスパンとは?広い開口部!明るい室内!
マンションの間取りにはいくつか種類がありますが、日本では田の字型と呼ばれる間取りが一般的で、十字で部屋を区切ったような形をしている図面から付けられた呼び名です。
日本で普及する田の字型よりもバルコニーの間口が広いのがワイドスパン型の間取りで、採光性が高いと人気を集めています。
ワイドスパンとは、幅の広さを意味するワイドと構造柱間の幅を意味するスパンが繋げられた言葉のとおり、バルコニーに面した一辺の長さは7〜8m以上です。
法律などによって明確な基準は設けられていませんが、一般的な田の字型の間口が6m前後に対して、1〜2m以上も広く造られています。
開口部の広さに比例するように室内の幅も広くとられているため、バルコニーの有効活用や部屋の広さを活かす室内レイアウトが楽しめるでしょう。
開口部は片面?両面?光と風を取り込む種類の違い
ワイドスパン型とはバルコニーなどの開口部の広い間取りを意味しますが、開口部の位置によって2つの種類に分けられています。
1つは片面採光と呼ばれる種類で、リビングなどの居室がある側は広い開口部が設けられていますが、反対側の玄関などがある一辺には開口部がない仕様です。
タワーマンションなどでよく見られる種類で、開口部を作れる部分が限定されるため、片面のみの採光となっています。
もう1つは両面採光と呼ばれる種類で、こちらはバルコニー側と玄関側の対になる辺の両方に開口部が設けられた仕様です。
両面採光の特徴は、採光性はもちろんですが通気性に優れており、それぞれの開口部を開放すれば、梅雨の湿気も怖くないでしょう。
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ワイドスパン型マンションのメリット・デメリットとは?
広い開口部が特徴的なワイドスパン型に住んだ場合、どんなメリットがあるのか、逆にどんなデメリットがあるのか、よくある事例を2つずつ解説します。
圧迫感がない!広い部屋とバルコニーを楽しめる!
物件によっては部屋の端から端まで、または隣の部屋まで続く大きなバルコニーと掃き出し窓があり、その開放感は魅力と言えるメリットです。
バルコニーに接する部屋は横幅の広さがあるため奥行きが短く、大きな掃き出し窓から差し込む陽の光は、部屋の奥まで届きます。
この優れた採光性により、室内は陽が暮れ始めるころまで明るく保たれ、部屋の圧迫感を減らすのに一役買ってくれるでしょう。
室内レイアウトは無限!ライフスタイルに合わせて変化
もう1つのメリットは、広くとられた室内空間とそこから繋がるバルコニーの両方を、自由にレイアウトできる点です。
ほかの間取りではそうない広い室内とバルコニーは、子どもの小さな遊び場や大人の休憩スペース、ガーデニングなどさまざまな使い道が考えられます。
デッキパネルを敷き詰めればウッドデッキにも早変わりし、季節によってはバルコニーで日光浴を楽しむのも素敵です。
室内レイアウトの自由度も高く、ライフスタイルに合わせて模様替えし、その都度最適な室内を作るのも難しくありません。
ワイドスパン型は割高?住居費が家計を圧迫?
デメリットを挙げるとすれば、ワイドスパン型マンションは家計に負担をかけてしまうかもしれない点がデメリットと言えます。
ワイドスパン型マンションは開口部を広くとる必要があるため、そのほかの間取りに比べるとワンフロアに作れる戸数が少なくなるのです。
そのため、分譲マンションであれば販売価格が高くなりやすく、賃貸物件のマンションであれば周辺の家賃相場よりも割高になる傾向が見られます。
また、管理費や修繕に必要な積立金の割合も高くなりやすいため、初期費用だけでなく、継続的に負担がかかるでしょう。
ただし、必ずしもワイドスパン型マンションのほうが一般的な田の字型マンションに比べて割高ではないため、その物件ごとのメリット・デメリットを比較するのが大切です。
窓が大きい=断熱性が低い?光熱費が増える?
バルコニーに面した窓は、床から天井まであるほど大きな掃き出し窓がよく採用されるため、採光性は良いのですが断熱性が低い点がデメリットになります。
断熱材やコンクリートなどが使用される壁に比べて、ガラス窓1枚だけでは外気が室内に入りこんでしまうため、暑さ寒さの影響を強く受けるでしょう。
冷暖房の電気代が高くついてしまうのは避けにくいですが、窓ガラスが二重になっているタイプや断熱性の高いタイプが採用されていれば、ある程度は外気の侵入を防げるかもしれません。
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ワイドスパン型マンションに向いているのはこのような方!
自分ならこう使うと想像するのも楽しい住まい探しですが、実際にワイドスパン型マンションに向いているのは、どのような方だと思いますか?
住まいは日当たり重視!大きな窓がほしい方!
マンションは構造によっては窓がない部屋があったり、キッチンや浴室には小さな窓だけだったりと、日当たりが部屋によってまちまちです。
日当たりや風通しが悪い部屋は、陽が高い時間帯でも電気を付けなければならず、作業がしにくかったり、においがこもりやすかったりと不便を感じてしまいます。
しかし、ワイドスパン型マンションならば、ほとんどの部屋は大きな窓から取り込む陽の光で明るく包まれ、風通しも問題ありません。
大きな窓で開放的な風景を楽しんだり、実用的な日当たりや風通しの良さを追求したりする方に向いています。
ゆったりリビングで家族とコミュニケーション!
広い開口部に面したリビングや部屋は、横幅が広くとられてレイアウトも自由自在となるため、家族が一度に集まっても広さを感じられるでしょう。
家族が同じ部屋でコミュニケーションをとれるようにしたいと思う方には、ワイドスパン型マンションが向いていると言えます。
このタイプの間取りは、リビングを通らないと隣の部屋に入れない構造になっている物件もあるため、家族が必ず顔を合わせられる造りです。
子どもの日々の様子を確かめられるように、家族が自然と1つの場所に集まりやすくなるように、居心地の良い空間を作ってみてはいかがでしょうか。
広さを有効活用!趣味から実用的な活用まで!
マンションでガーデニングをしたいと思っていたり、広い洗濯干しスペースがほしいと思っていたりする方にも向いている間取りです。
広いバルコニーは、最初こそ何もないスペースではありますが、そこには何を持ち込んでも規約に違反しなければ自分の自由にレイアウトができます。
ウッドパネルを敷き詰めれば簡単にウッドデッキが完成し、リクライニングチェアとテーブルを置いてリラックススペースを作るのも良いでしょう。
実用的な有効活用では、広さを活かして洗濯物をたくさん干せるスペースを作るなどもできるため、さまざまな夢を叶えられます。
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まとめ
マンションの間取りタイプはさまざまあり、立地や周辺環境なども合わせると簡単な比較では決め切れないでしょう。
素敵なお住まいを見つけるには、自分がどのような暮らしをしたいのかを具体的にイメージするのが、もっとも近道です。
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大国住まい スタッフブログ編集部
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