マンションでの生活を検討する際、立地条件や価格のほかに、間取りも重視したいという方も多いのではないでしょうか。
マンションの間取りにはいくつか種類がありますが、今回はマンションの間取りの一種である「センター型」の特徴やメリット・デメリットについて解説します。
マンションへの引っ越しを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
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マンションへの引っ越しを検討する際、部屋がいくつあるのか、リビングの広さはどれくらいなのかなど、家族構成やライフスタイルに合わせて部屋のタイプを選びますよね。
そして気になったマンションの間取り図を見ながら、使い勝手や住み心地をイメージされるのではないでしょうか。
物件によって間取りのタイプが異なりますが、間取り図を見ることで、部屋やリビング、水回りなどの配置を把握することが可能です。
マンションの間取りにはいくつか種類がある
代表的なマンションの間取りとして、以下の4つの種類があります。
●田の字
●センターイン
●ワイドスパン
●角住戸
上記のうち、マンションの間取りに多く採用されているのは「田の字型」と呼ばれる間取りです。
田の字型は、玄関から一直線に長い廊下があり、廊下の両側に部屋が田の字のように振り分けられているのが特徴で、奥にリビングがあるのが一般的です。
最近は「センターイン型」と呼ばれる間取りが人気で、不動産情報誌やインターネットに掲載されているマンションの間取り図で見かけることも多くなっています。
センターイン型とは
センターイン型のマンションは、住戸の中間付近に玄関を設置した間取りのことです。
玄関から見て各部屋やリビング、水回りが枝分かれするように配置されているのが大きな特徴です。
センターイン型の間取りは、ワンフロアに1世帯という設計デザインで採用されることが多いため、バルコニーを2か所に設けることができます。
ほかの間取りに比べると構造が複雑であることから、建築コストが割高になりやすいため、高級マンションで多く採用されています。
センターイン型のマンションに住むメリット
センターイン型のマンションとは、玄関を中央に配置した間取り、またワンフロアに1世帯という物件が多いことを前章でご説明しました。
では玄関が中央に配置されていることでどのようなメリットが得られるのか、またデメリットはあるのかなど、事前に把握しておきたいですよね。
そこでまずは、センターイン型のマンションに住むメリットについて解説します。
メリット①生活動線が短い
センターイン型の場合、ほかの間取りと比較して廊下が短い設計になっています。
廊下が短い分、各部屋への移動がスムーズで、家族と生活動線がぶつかることもありません。
メリット②各部屋の面積が広い
センターイン型は廊下が短いため、マンションの床面積に対して、廊下の面積がほかの間取りより少なく済みます。
その分、各部屋の面積が広い点も大きなメリットです。
メリット③PP分離が可能
PP分離とは、住宅の中でパブリック空間とプライベート空間を離して配置することです。
PPとは、PublicのPとPrivateのPを意味しています。
パブリック空間とは、LDKや客室など家族以外も利用する空間を指します。
一方プライベート空間とは、寝室や浴室など、家族のみが利用する空間のことです。
一戸建ての場合、1階にパブリック空間、2階にプライベート空間を配置してPP分離をおこなうのが一般的です。
しかしマンションはワンフロアであるため、PP分離が難しいケースもあります。
センターイン型では、玄関を中心にして片側にパブリック空間を、もう一方側に家族の寝室や浴室などプライベート空間を分けて配置できるため、PP分離が可能になります。
メリット④日当たりや風通しが良い
前章でもご説明しましたが、センターイン型のマンションでは、バルコニーを2か所設置することが可能です。
2方向から光が差し込み、空間が明るい雰囲気になります。
また風通しが良いことから、換気しやすいこともメリットの1つです。
メリット⑤簡易的に間取り変更をしやすい
センターイン型は、部屋と部屋が接した設計になっていることが多いため、比較的変更しやすい間取りです。
たとえば、リビングと部屋を、壁ではなくスライドドアなどで仕切っているケースがよく見られます。
そのような場合、間仕切りを開けてくことでワイドリビングにしたり、独立させたいときは間仕切りを戻したりなど、ほかの間取りに比べて比較的容易に間取りを変更できます。
メリット⑥騒音に悩まされることが少ない
先述のとおり、センターイン型は、マンションのワンフロアに1世帯というケースが多く見られます。
つまり、隣室と接している壁が少ない、あるいは隣室がないケースが一般的であるため、生活音などに悩まされることなく快適に生活できます。
センターイン型のマンションに住むデメリット
センターイン型の間取りには、多くのメリットがあることを前章でご説明しましたが、デメリットもいくつか存在します。
センターイン型のマンションでの生活を検討する場合、メリット・デメリットの両方を把握し、納得したうえで決断しましょう。
センターイン型のデメリットとして、以下の2点が挙げられます。
デメリット①家賃が高い
マンションへの入居を考えた際、家賃や共益費など、毎月どれくらいの出費になるのかをしっかりと把握して物件を選ぶ必要があります。
気に入った間取りだからといって無理をして入居しても、生活が苦しくなるのであれば快適な生活を送れません。
センターイン型のマンションは、高級マンションでよく採用されている間取りです。
したがって、ほかの間取りのマンションよりも家賃が高い傾向にあります。
とはいえ、立地条件や物件の状態によって比較的安い家賃で入居できる可能性もあります。
デメリット②物件を見つけにくい
センターイン型の間取りは、1つのマンション内でも、戸室数が限られることが一般的です。
つまり、ほかの間取りに比べると希少物件であるといえます。
センターイン型のマンションに住みたい!と思っても、田の字型などのマンションより見つけにくいかもしれません。
デメリット③トイレやバスルームに窓がないことが多い
センターイン型の間取りでは、玄関から見て両端の部屋に窓やバルコニーを作り、水回りは部屋の中央あたりに集める設計になっているのが一般的です。
したがって、部屋の採光は十分にある代わり、トイレやバスルームに窓がないため、日が差し込む明るい雰囲気のバスルームではないことが多いようです。
デメリット④壁が少ない
センターイン型のマンションでは、各部屋に窓を設置しているケースが多く、日当たりや風通しが良い点はメリットだといえます。
しかし窓が多いことから、壁となるスペースが狭くなりがちで、家具の配置などに困ることがあるかもしれません。
また外から見えやすくなるため、カーテンなどでプライバシーを確保することや、防犯対策が必要です。
まとめ
センターイン型のマンションは、生活動線が短く、PP分離も可能であるため、快適に生活できるおすすめの間取りです。
ほかの間取りより見つけにくいことや家賃が高いことなどデメリットも存在しますが、日当たりが良く、部屋が広いなど多くのメリットを得られます。
またワンフロアに1世帯というケースが多く、ほかの入居者との距離を保ちながら静かに暮らせるため、マンションへの入居をお考えの方は、ぜひセンターイン型のマンションをご検討されてはいかがでしょうか。
大国住まい スタッフブログ編集部
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