マンションの最上階と聞くと、マイナスな印象より憧れに感じるという方も少なくないと思います。
低層階に比べて値段も少し高くなるため、セレブなイメージを持たれている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんなマンションの最上階の住み心地を、デメリットや対策も含めて解説いたします。
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賃貸物件の最上階は、開放感や、眺望の良さ、日当たりの良さなどいくつかの利点があります。
それでは、最上階に住んだ時の良い一面を詳しく見ていきましょう。
開放感や眺望の良さ
自宅の窓から街のネオンライトを見渡せたり、青い海が一望できたりするなど、家にいながら素晴らしい景色を眺められると思うと胸が高鳴ってくるのではないでしょうか。
高層マンションなら周辺の建物に邪魔されることなく、贅沢な景色を独り占めすることもできます。
また、他者の目を気にせずカーテンを開けっぱなしにすることも可能になり、開放的な生活を送れます。
資産価値が上がる
最上階は希少性があり、同じマンション内で売買がおこなわれた場合、低層階に比べて最上階が選ばれる可能性は大いにあります。
スピードが求められるマンションの売買において、プレミア感のある最上階は早く売れるだけでなく、予想価格より高値で売れることも期待できます。
防犯面やプライバシーが保たれる
高層階になると空き巣などの犯罪被害が大幅に少なくなることがメリットです。
警視庁の住まい防犯110番「侵入窃盗の発生場所認知件数」によると戸建住宅で36.4%、共同住宅(3階建以下)で8.7%、共同住宅(4階建以上)だと4.3%となっています。
この結果からみても高層階のほうが空き巣に入られにくい、ということが分かります。
また、高層マンションとなれば、外で歩く人などの視線は気にならないので、より過ごしやすくなるでしょう。
向かいのマンションの人と目が合うこともなければ、車の乗り降りする人の動向も気にせず、自身のプライバシーを守れます。
上階の音が気にならなくなる
当たり前の話ですが、最上階に住むと上階に人が住んでいないため足音や生活音が気にならなくなります。
マンション住まいで多くの人が悩まされる騒音問題を一つ減らすこともメリットのひとつといえるでしょう。
日当たりや風通しが良い
他の建物の影に隠れることもないため、日中は電気が必要ないほど明るくなります。
また冬場でも、晴れていればぽかぽか暖かい日差しが入ってくるため暖房費を節約できます。
窓を開けることができれば風通しもとても良いので、日当たりと風通しのよさで洗濯物もすぐに乾くだけでなく、カビの発生を抑制することも可能です。
賃貸物件の最上階のデメリット
メリットだけ見るととても魅力的な最上階の賃貸物件ですが、もちろんデメリットもあります。
室内が熱くなりやすい
メリットにもあった日当たりの良さは、実はデメリットでもあるのです。
周りの建物などで影がつくられることもないため、1日強い日差しが差し込み家に熱がこもります。
その熱は夜まで続くこともあり、場合によってはエアコンをかけても効きにくいといったことも起こります。
物件を見るときは、部屋に断熱効果の高い処理が施されているか確認しておきましょう。
災害時に影響を受けやすい
耐震対策がとられたマンションだったとしても、高層階となるとたとえ小規模の地震でも揺れを感じやすい傾向にあります。
また大規模地震が起こった場合、下の階に住む方より逃げるのに時間がかかるだけでなく、エレベーターが止まった時のことも考えなくてはなりません。
すぐに避難できないことも視野に入れて、非常食や飲料水などは多めに用意しておくことをおすすめします。
エレベーターの待ち時間が長い
仕事や学校に行くときなど、外出するときに毎日利用するものがエレベーターです。
エレベーターのボタンを押してから、到着を待ち、乗り込み、下まで行くまでの数分間にストレスを感じる方も少なくありません。
途中で他階の人の乗り込みがあれば、さらに時間がかかります。
ちょっとコンビニへ行ったり、一階に到着してから忘れ物をしてしまったことを思い出したりするなどが、少し億劫になるのではないでしょうか。
分譲価格が高い
賃貸物件だろうと、分譲だろうと、最上階の物件は他の階と比べると価格が高く設定される傾向にあります。
その価格の高さがステータスとして考える方もいると思いますが、一方でその価格設定がデメリットと感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
多くのメリットもありますが、デメリットも含めたその値段に納得がいかない場合この高い価格はマイナスポイントとなります。
上階が屋上の場合に起こる可能性のあるリスク
マンション場合屋上階にエアコンの室外機が置かれることもあり、その音が騒音となる可能性があります。
他にも、アンテナに風が当たる音が気になってくることもあるかもしれません。
また、上述にもある空き巣被害ですが、屋上から侵入されるというケースも実際に起こっています。
最上階でも油断することなく戸締りはしっかりしておく必要があります。
賃貸物件でも自分でできる最上階の暑さ対策をご紹介
マンションなどの賃貸物件のなかでも最上階は、最も熱くなりやすいといわれています。
他に遮る建物がない場合、ずっと日が当たっている状態となると、室内もとても暑くなります。
また、最上階の角部屋となるとさらにお部屋が暑くなるといわれており、外気に触れている部分が多くなるため、その日の気温の影響を受けやすいといえるでしょう。
それでは、最上階に住むうえでのデメリットのひとつである、熱がこもりやすいことへの対策として、自分でも簡単にできる暑さ対策をご紹介いたします。
換気をこまめにする
まず簡単な対策として、夏の風通しの良さを生かして窓を開け、こまめな換気をすることが挙げられます。
通気性を保つことで、多少なりとも室内の気温を下げられるでしょう。
ただし、この窓を開けての換気は防犯上危険もあるため、外出時や夜間は閉めておきましょう。
窓を開けられない環境などの場合、サーキュレーターを使うこともおすすめです。
サーキュレーターは部屋の空気を循環させることで、熱を分散し厚さを軽減、冷房効率を高めることが期待できます。
また、サーキュレーターを使うことによって、エアコンの温度をそれほど下げなくても、快適に過ごせるでしょう。
遮光や断熱効果のあるカーテンを使用する
他の方法として、遮光カーテンや、断熱カーテンを使用する方法もあり、カーテンを閉めて、日光と熱を遮断することで部屋の気温を一定に保てます。
太陽光のせいで部屋に熱がこもり、暑くなることが問題になりやすい最上階では、まず遮光、断熱効果のあるカーテンにすることで、熱をこもらせる可能性を減らせます。
他にもカーテンだけではなく、窓自体に遮熱効果のある物を取り入れることでも暑さ対策になるのではないでしょうか。
最近では遮熱効果がついたデザイン性の高いガラスフィルムなども売られているため、模様替えの一環としてもおすすめです。
また、バルコニーにウッドデッキや、緑のカーテンなどをして、熱を吸収しない物に変更することで見た目からも涼しく感じられるでしょう。
まとめ
賃貸物件で最上階に住んだ時のメリットやデメリットをご紹介いたしました。
最上階となるとマンション内でも値段が上がる物件となり、売りに出されると早い段階で買い手がつく人気の物件です。
今後住む予定のある方は、デメリットも理解したうえで検討することをおすすめいたします。
大国住まい スタッフブログ編集部
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