小さかった我が子もいつかは自立し、家を離れる時期がやってきますが、まだ学生という立場で一人暮らしを始めようとしていたら、そのときに親は何をしてあげられるでしょうか?
子どもの初めての一人暮らしで気を付ける部屋探しのポイントや、仕送りの有無やする場合の金額の決め方のポイントを解説します。
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弊社へのお問い合わせはこちら一人暮らしを始める子どもの部屋探しで優先すべき3つのポイント
進学や就職などを機に、親元を離れて一人暮らしを始めようとする子どもの部屋を探す際、どのような点に注意し、何を優先して探せば良いかを知っていますか?
子どもの安全を守る通学距離と周辺地域の治安
もっとも優先すべき部屋探しのポイントは、安全に暮らせる環境であることが大切なので、通学距離と周辺地域の治安はしっかりと確認しておきたいポイントです。
学校への距離が遠すぎると通学が不便になり、帰りが遅くなった際に人気のない道を帰らなくてはならない状況が考えられます。
駅から家までの道のりに街灯がなかったり、人気が少ないようなエリアは避けたほうが安心して暮らせるでしょう。
家から駅まで歩いて15分ほど、電車で学校まで20分ほどの距離を目安にして、治安の良いエリアを探すのがポイントです。
家賃の安さと物件の安全性とのバランスが重要
学生向けの賃貸物件の平均家賃は約5万円ですが、あまりにも安いとセキュリティに不安な物件もあるため、安易に家賃の安さだけで決めるのは良くありません。
部屋の条件によって家賃は大きく変動するため、バストイレ別や広い間取りなどの快適性よりも、部屋の防音性や外から覗かれにくい構造をしているかなどの安全性が優先です。
また、セキュリティの高い賃貸物件は家賃が高い傾向にあるので、これからかかる学費や仕送りを考慮するならば、家賃は抑えたほうが良いでしょう。
月々に支払う余裕のある家賃であること、我が子が安全に暮らせる賃貸物件であることのバランスが部屋探しにおいて重要です。
家賃・引っ越し費用の相場は時期で変動する
家賃や引っ越し費用は時期によって相場が変動するため、子どもの一人暮らしが決まったら早い段階で部屋探しを始めるのがポイントです。
進学や就職による人の移動は2〜3月に多く、この時期の賃貸物件の家賃や引っ越しにかかる費用は高くなります。
進学や就職するタイミングで一人暮らしを始めるのではなく、半年ほど実家から通って、変化に慣れてから引っ越すのも1つの方法です。
2〜3月の繁忙期を避ければ家賃交渉をおこないやすく、引っ越し費用も安く抑えられるので、家計への負担を軽減しやすくなるでしょう。
また、引っ越し先が実家からそう遠くない場合には、自家用車やレンタカーを利用して、自分たちで荷物を移動すると、引っ越しにかかる費用も抑えられます。
子どもの初めての一人暮らし!最初にかかる費用・生活費はいくら?
家族で一緒に生活をしていると、普段の生活に自分1人だけでいくらの支出があるのか把握するのは難しいです。
初めて一人暮らしする際、生活が破綻してしまわないよう、引っ越しにかかる金額や月々の生活費がいくらくらいになるのか、目安を知っておくと今後の生活に役立ちます。
子どもの一人暮らしにかかる初期費用はいくら?
初期費用とは、賃貸物件の契約にかかる金額や引っ越し、新しい家具家電の購入などにかかるすべての金額の合計です。
賃貸物件の契約では、家賃・敷金・礼金・仲介手数料・火災保険料・鍵の交換代金などが初期費用に含まれます。
引っ越しは荷物の量と距離によって料金が変動しますが、一般的に単身者向けや荷物の少ない方向けであれば、2万円前後です。
家賃5万円の場合、上記の初期費用で20〜25万円、引っ越し費用が2万円だとすると、合計で22〜27万円かかることが予想されます。
これらの金額が子どもが一人暮らしする際にまとまった支出として必要になるので、進学や就職するタイミングに合わせた資金計画を立てておきましょう。
初めての一人暮らしにかかる最低限の生活費とは?
初めての一人暮らしとなると家計を管理するのも当然初めてとなるため、生活費を自分でしっかりと管理できるかどうかがポイントです。
一人暮らしの月々の生活費は、水道光熱費1万円、食費3万円、通信費1万円、交通費0.5万円、娯楽や交際費2万円、散髪や日用品の購入に2万円などを合計すると9〜10万円となります。
上記の金額は最低限の生活をした場合なので、外食が増えたり友人との付き合いが増えたりすると、生活費は簡単に上がっていくでしょう。
子どもの初めての一人暮らしでは、自分の生活をどのように律していくか、羽目を外す部分と引き締める部分のバランスを保つ舵取りが重要です。
一人暮らしを始める前に、家計簿を見せて実家での暮らしではどういう支出があるのか、いざというときへの備えはどうしているかなどを教えておくと良いでしょう。
子どもが初めて一人暮らしする場合に仕送りは必要?
初めて親元を離れて一人暮らしする場合、仕送りによって子どもの生活を支えるご家庭と、仕送りを一切しないご家庭に分かれるようです。
仕送り額の平均はいくら?親子で事前に話し合おう
仕送り額の平均は進学する学校にもよってさまざまで、国公立よりも学費の高い私立に進学したほうが、仕送り額は高い傾向にあります。
もっとも多かった金額は10〜12万円で、最低限の生活費と同等の額を仕送りし、子どもには学業に専念してもらいたいと願っているようです。
次いで多かった金額は5〜6万円で、生活費の足しにするには十分な金額を送って、不足分は子どもがアルバイトで生計を立てる形になります。
なかには、仕送りをしないとするご家庭もあり、初めての一人暮らしで自立した生活を送るケースも少なくありません。
初めての一人暮らしで自主性を養っていく子どもにとって、学業と生活のバランスをどうとっていくか、最初の難関と言えるでしょう。
仕送りが多過ぎれば浪費に繋がり、少な過ぎれば学業よりも生活を維持するためにアルバイトをする時間が長くなってしまいます。
学業と生活のバランスを親子で考え、仕送りが必要かどうか、必要な場合はいくらが適当かをしっかり話し合うことが大切です。
お金以外の仕送りはしても良い?送ると喜ばれるものとは?
仕送りと言えば現金をイメージしやすいですが、現金以外にも送ると喜ばれるものや、子どもの自立心を育てるのに有効なものもあります。
たとえば、野菜や米、缶詰などの食料品を送ると、子どもは買い物に出かける手間が省けて、自炊をするきっかけになるでしょう。
洗剤やティッシュなどのかさばる日用品は、食料品のように期限切れになることがないので安心して受け取れます。
送ると困るものは、消費期限の短い食料品や子どもの趣味に合わないもので、送っても使われずにゴミになってしまう可能性が高いです。
物品を送る際には、事前に何がほしいかを確認してから送ると、せっかくの仕送りの品を無駄にすることがなくなります。
可愛い我が子のためにと、親心からさまざまなものを送りたくなりますが、子どもが自立しようとしている時期に余計なお世話とならないよう気を付けましょう。
まとめ
若いうちにさまざまな経験を積ませることは我が子のためになりますが、最初は親が助け舟を出すことが必要なときもあります。
手や口を出しすぎて成長を邪魔しないよう、学業という本来の目的を果たせなくなってしまわないよう、親子でじっくりと話し合って決めることが大切です。
大国住まい スタッフブログ編集部
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