弊社にお部屋探しに来られるお客様の引っ越し理由で増えてきたなと感じる
「近隣住人の騒音・生活音に耐えられない」
部屋探しの優先順位で「近隣からの騒音に悩まされない」が高い方に気を付けて欲しいポイントをご説明させて頂きます。
構造の違い
一般的に賃貸マンションでは
木造<鉄骨造<鉄筋コンクリート造の順で音が聞こえにくいと言われています。
では「鉄筋コンクリート造のマンションなら安心か?」というと
そうではありません。
柱などの躯体はコンクリートでも、部屋と部屋を仕切る壁はボードだけなんてことはよくあります。
なぜなら収益と建築費用のバランスを考えた時に遮音性の優先度は低いからです。
一番オススメは鉄筋コンクリート造の分譲マンションを賃貸で出してるお部屋です。
もともと購入してお住まいになられる方向けに建設されることもあり、収益性より遮音性を優先した造りが多いようです。
分譲マンションの音の検証
1Kタイプの分譲マンションの3室を利用して検証してきました。
参考にしてみてください。
間取図で分かることもあります
・水周りや収納が隣り合っている声や生活音が届きにくいです。
・隣との間に柱がある側の壁
壁の間に空間ができるのでコンクリートや遮音材などをいれて厚みがある分、音が聞こえにくいですね。
内見時に気にしてほしいこと
・迷惑にならない程度で壁を叩いてみよう
・夜に再度内覧してみよう、生活音チェック
実際に入居者様がいる状況でTVの音、しゃべり声、生活音が聞こえるかもしれません。
日中は近隣入居者が不在時に内覧が多いと思いますので、心配がぬぐえない場合は夜や休日のお昼など内覧日時を変えて確認に行くこともオススメです。
共用部をチェック
共用部から管理会社の管理体制、入居者の質というものが見える場合もあります。
生活ルールが守られていないマンションだと騒音トラブルに見舞われる可能性も上がりますので、見分けやすいポイントで下記のこともチェックしてみてください。
・郵便ポスト周辺にチラシが散乱していないか。
・ゴミ置き場、自転車の止め方はルール守られているか。
・玄関ドアの前に傘などの私物が置かれていないか。
関連動画
・ファミリー、単身向け混同マンション
お子様が走り回る音、おもちゃで遊ぶ、物を落とす音、掃除機をかける音は結構下の階に響きます。
ご自身が夜勤など就寝時間帯が近隣住人と合わないと予想される場合は単身専用マンションを選ぶ方がいいかもしれません。
・ペット飼育可能物件
ペットの鳴き声の苦情もよく聞きます。
入居者様が不在でペットだけが部屋に残る時間帯に吠えるワンちゃんも多いようです。
まとめ
自分の生活音は周りに響かないように、スリッパや防音マットで抑えるよう心掛けても、近隣の方が必ずしもそこまで対処されているかはわかりません。
また共同生活ですので「絶対に静かな建物」はあり得ないので、上記のことを意識しながらお部屋探しをして騒音トラブルを回避、トラブルの可能性が下がればと思います。